愛犬の涙やけにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
「毎日拭いているのにすぐ赤くなってしまう」
「フードを色々変えたけれども改善しない」
涙やけは見た目も気になりますし、ワンちゃんにとってもかゆくなってしまうので心配ですよね。
1年以上にわたって涙やけに悩んでいた私達が、愛犬のアレルギー検査やフードの変更などしながら、特に効果的だった対策をご紹介します!
ワンちゃんそれぞれで有効な解決策は異なると思いますが、特に小型犬やヨーキーなどは参考になるかもしれません。
なんだか目の周りがかゆい時期があったのは涙やけだったのか。。。
悩んでいた頃の涙やけの症状
我が家にテンをお迎えしてから、1年間ほど、涙やけに悩んでいました。
毎日拭いても拭いても涙が流れてきて、数時間おきに拭いても夜には赤くなっている状態でした。
そもそも涙やけってなんで起きるの?
犬の涙やけとは、涙の成分で毛が茶色く変色する現象のことを指すそうです。
通常、涙は涙管という、涙を鼻に流すための通り道を通って鼻に排出されるため、目から溢れることはありません。しかし、様々な要因によって、涙が目からこぼれ落ちてしまうことがあります。それが周囲の被毛に付着し時間が経つにつれて、涙の成分や増殖した細菌やカビによって赤褐色に変色してしまいます。
涙本来は無色透明で、含まれる成分に害があるわけではないそうです。しかし、あふれた涙の成分が時間の経過とともに酸化したり、雑菌が繁殖したりすることで涙やけが起こります。
涙管という管が細くなると涙やけが起こりやすいといわれています。そのために体が小さい小型犬、例えばヨーキー、トイプードル、マルチーズ、チワワ、ポメラニアン、シーズーなどで、涙やけが起きやすいと言われています。
具体的な原因は?
原因はいくつかありますが、代表的なものを4つご紹介します。
- 毛やごみなどの異物が混入している
眼に細かいゴミが入っている場合や、逆さまつ毛などの刺激物により角膜が刺激されると、涙の量が多くなり、あふれてしまいます。目の周りの毛が伸びていたり、瞬きが多く目が開きづらそうにしているなどがあれば、異物が混入している可能性があります。 - 短頭種などや生まれつき鼻涙管が細く涙が通りにくい
トイプードルやチワワ、パグやシーズーなど、口の長さが短い子は生まれつき鼻涙管が細い傾向があります。そのため、生産された涙が通り道の幅をオーバーしてしまい、目から涙が出やすくなっているといわれています。また、これらの品種でなくとも、結膜炎や外傷により、後天的に鼻涙管が細くなってしまうこともあります。以前はそうでもなかったのに、最近急に涙が増えてきた、という場合はこの可能性があります。 - 花粉症や食物アレルギーなどの体質で常に炎症を起こしている
ハウスダストや花粉、食物の刺激が原因で、涙が増加することがあります。 体を痒がっている、目の周りや耳などの皮膚が赤い、特定の場所や決まった時期に涙が出やすいなどの場合はアレルギーが原因の可能性があります。もしも愛犬が食物に対してアレルギーを起こしている場合、涙やけをつくりにくくするためにもアレルゲンとなる食材が入っていないドッグフードを選ばれるといいでしょう。小麦や鶏卵、牛肉など、ワンちゃんのアレルギーにも多数あります。 - 他の目の病気がある
角膜潰瘍や緑内障など他に目の病気を患っている場合、涙の量が多くなることがあります。また、アレルギーや細菌感染による結膜炎も原因となることがあります。逆に涙が出なくなる場合はドライアイになります。
我が家のテンの場合は、色々試した結果、3番目のアレルギーが大きな原因でした。
試したこと
我が家がやってみたことをご紹介します。
涙を定期的に拭きとる
こちらはすでに皆さん取り組まれているかもしれません。まずはここからやっていきますよね。
テンの場合も涙やけがひどいときは数時間おきに拭いていました。
試した結果、リバイバルウォーター 涙やけ対策の目元クリーナーが特に効果的でした。
ただ、目元を毎日定期的に拭くというのも難しいので、根本的な解決をする必要がありました。
フードを見直す
フードもいくつか試してみました。
アレルギー検査をする前は、シュプレモ、ACANA、HAPPY DOG等をかわるがわる試しました。テンはそれほど食いつきが良くないので、せっかく買ってもあまり食べないというようなこともあり、色々試すのも一苦労ではありました。
アレルギー検査をする前の試行錯誤だったこともあり、後で述べるフード以外は改善は見られませんでした。
アレルギー検査
涙やけの原因としてアレルギーも可能性があるということで、アレルギー検査をしました。
特にテンがかゆがっていることが多いとか、何かしらのそぶりを見せたわけではないのですが、涙やけがどうしても改善しないためにやってみました。
結果として、思っていた以上にたくさんのアレルギーがありました。。。
検査結果はこちらです。
ワンちゃんによってアレルギーの数も変わるとは思いますが、テンの場合は約100個くらいの検査項目のうち29項目が「アレルギーの可能性あり」と出ました。
その中には、大豆やコーンなど、普段のおやつやフードに使われているものもあったため、フード選びを見直す貴重な情報となりました。
思いがけない結果になることもあり、涙やけに限らず、愛犬のアレルギー検査は一度してみてもいいかもしれません。
我が家はこのやり方で涙やけとおさらばできた!
それでは、我が家で効果があった対策をご紹介します。
フードの変更(アレルギーと涙やけに考慮したフードをつくれるランフリー)
一番効果があったのは、フードの変更です。ただ、アレルギー検査結果をもとに、フードを調べていたのですが、なかなか大豆、カボチャ、エンドウマメ、コーンが入っていないフードにはたどりつけず。
そんな中で出会ったのがランフリーさんでした。
こちらはアレルギー検査結果はもちろんのこと、ワンちゃんの気になる体調や状態も加味したオーダーフードを提案してくれます。
テンの場合はアレルギーに加えて、涙やけ対策として、鉄分を抑えたレシピを提案していただきました。というのも、赤身に含まれる鉄分が涙を赤くしてしまうそうで、牛肉や馬肉や鹿ではなく、ささみや豚肉を活用したフードにしていただきました。
その結果、ご飯を変えてから徐々に良くなって、1か月くらい経つと涙やけも気にならなくなりました。
オーダーフードは少しお値段が張りますが、ワンちゃんの健康を考えれば、試してみる価値はあると思いますよ。
涙やけクリーナーで毎晩拭く
一番効果があったのはフードでしたが、それでも夜になると、涙が少し気になる状態でしたので、今でも毎日クリーナーで拭くようにしています。
ただ、フードの成分変更のおかげか、赤くなっていることは全くなく、「目の周りが濡れているなー」という感じです。
まとめ
涙やけに悩む方向けに、効果的だった対策をご紹介しました。
涙やけは見た目も気になるし、ワンちゃんがかゆくなってないか心配ですよね。
もしアレルギー検査をしておらず、涙やけにお悩みの方は、まずは検査してみて、その結果を踏まえてフードの見直しを考えてみてください!
ご飯も美味しくて、さらに涙やけもなくなって一石二鳥だね!みんなもまずは検査からやってみてね